WORKS STORY

施工物語

施工物語

「キラキラWAVE」札幌かに本家 様

2021.06.22

日ごろよりネオン修理や看板施工でお世話になっております札幌かに本家様からのご依頼で、動くかに看板の背景に装飾をいたしました。風でゆれて太陽の光を反射しキラキラと輝く素材にて波の模様を設計施工させていただきました。この素材は30年程前に流行ったものですが最近になり部材が復刻されたため、 その費用対効果と魅力にひかれ、屋外耐久試験も兼ねて当社のイチゴ看板で数年使用していました。 お客様からも以前よりご希望の旨をお聴きしており、 かに看板が修理で一旦取り外される事を機にその背景へ波模様として施工することになりました。

既成部材の利用とはいえ、大きな面積に3cm程のパーツを並べるため、設計や施工には 色々と手間がかかっています。また、部材は主に屋内での展示装飾で使用されているため 屋外用はオーダーメイドでもあり、価格も数倍違います。以前屋内用を自社で試験してみましたが すぐに色あせてしまいました。

まずはパソコン上で絵を描きミリ単位で狂わないように丸い部材の位置決めて各色枚数分の発注をかけました。丸をはめる相手の部材は突起が出ていて、風では落ちないながらも 余裕があるため揺れる仕組みになっています。白色のその相手部材は30センチ角のため何十枚かならべたらやはり数センチの狂いが出てくることがわかり現地施工前に調整いたしました。また、現地では開店前に終わらせるため短時間で取り付けできるよう、さらに別の大きなパネルに接着して全体を8分割にまで減らしました。 丸い部材は結局1万枚を超える枚数となりましたが、普段は経理担当のスタッフも加わり、工場にて地道なはめ込みセッティングをいたしました。

高所作業車などで歩道や道路を使用する際には、事前に警察署へ道路使用許可の届けを提出します。
無事に開店前に施工も終わり、かに看板が取付けられるまでの1ヶ月程は今までに無い光景でしたが、 かに看板が設置され、人気の主役をさらに引き立てる背景装飾となっています。 電力を使用していなくとも反射して輝き不規則に揺れる様子はとても目を引き、波のイメージにもぴったりです。
また動画も撮影して掲載させていただきたいと思います。

札幌かに本家様が素晴らしいのはお料理はもとより、社内に一級建築士さんもおみえになり、こだわりを細部まで実現されているところです。2013年には太田川駅前店を新築開店され、その際にも看板製作をさせていただきましたが、現場では社長ご自身で庭園の石を設置されていました。 また、動くかに看板の発案も日置社長であり以前は社内に職人さんもみえて自社工場で製作していたという徹底したこだわりぶりです。80歳を迎えてなおも、ご健康でほぼ休み無くお仕事をされ続ける情熱には 尊敬をはるかに超えて勇気さえいただいております。

弊社先代の際には、毎年の忘年会は札幌かに本家様でした。当時はお客様としてのお取引はございませんでしたが、私も小さな頃から参加させてもらい、子供ながらにもお料理と空間に感動し毎年楽しみな日でした。 大人になってご縁あり、このようにご協力させていただけることは本当に嬉しくありがたいばかりです。

また、グッドデザイン賞を受賞した際には、他社様の事例にも関わらず会食にて祝福を頂戴いたしました。左写真の左から広告宣伝部の水野様、イチゴスタジオ柳瀬、設計士の蟻坂部長、営繕職人の木村様。日ごろは各業務に応じて色々とお世話になっております。 今後も繁盛に貢献すべくご提案やメンテナンス工事などお役にたてるよう精進して参ります。

札幌かに本家

愛知県名古屋市中区栄三丁目8-28

http://www.kani-honke.co.jp/
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